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Akira Fukuchi 〜Akira's living in Ibaraki〜

茨城で活躍するあの人に焦点を当てる「One's living in Ibaraki」。

今回ご紹介するのは、明日9月30日(土)にイベントを控える「SWEETS ROOM Entertainment」代表の福地彬さん。20歳の頃から様々なイベントを仕掛け続ける原動力と地元日立への想い、今後の展望について話を伺いました。

ーいつも精力的に地域活動をされている福地さん。日立市出身とのことですが、どのような幼少期を送っていたのですか?

とにかく野球に明け暮れる日々でした。小学生から野球を始め、日立一高、日本体育大学へ進学。大学1年の時、膝の怪我をきっかけに野球から離れることになるんですが、学生時代の13年間は毎日野球のことばかり考えていましたよ。

ー長年続けていた野球人生から一転。それからどのような学生時代を送っていたのですか。

周りからは「怪我が治ったらまた野球を続けろ」と言われましたが、自分ではもう次のステージへ進もうと決意して、それからはサーフィンをしていた兄の影響もあり、ダイビング部へ編入しました。

大学は東京だったので、18歳で初めて上京するわけですが、休みがあれば実家のある日立へ帰り、東京と日立でそれぞれアルバイトを掛け持ちしている時もありました。そんな生活を送っていると、2つの街並みや活気の差を肌で感じ、日立にいる同世代の若者たちを盛り上げたいと考え始めました。

ーなるほど。その頃から地元での地域活動に興味があったのですね。

当時から日立駅前の銀座通りはすでにシャッター通りと呼ばれ、カフェも映画館もない。とにかく若者が集える場所がなかったんですよね。それでも日立は山もあって海もある、食材にも恵まれるとても豊かな土地であることに自信を持っていたので、何かここでやらなきゃと思ったことがきっかけだと思います。

ーそれから実際にどのようなことを行っていたのですか。

僕がまだ20歳くらいの時、偶然にもSecondEarthのオーナーと出会い、お店もこれからという時だったので、オーナーに相談をして若者を40名ほど集めて「クリスマスパーティ」を開いたんです。当時まだDJとかもなかったので、音楽は気に入ったCDを流したりして(笑) あまりにも盛り上がりすぎて周辺住民の方からクレームがあったほどです。

そういったイベント以外にも、スノーボードやジェットスキー、サーフィンなど、毎回100~150人くらいの規模で遊びに出かけたりもしていました。今考えると、こういった活動が現在のSWEETS ROOM の原点になっていると思います。

ー毎回100名以上というのはすごい人数ですね。今のようにSNSなどが無かった時代。どのようにそれだけの人数を集めていたのですか?

とにかく同級生や知り合いに直接声をかけて、友達がまたその友達を誘ってくれたりしていました。これだけ便利になった今も、直のコミュニケーションを大切にしているのはあの時の経験があったからだと思います。

ーそれからどのように「SWEETS ROOM」が始まったのですか。

社会人になって初めて企画したのが、男女100人ずつを集めたお見合いイベントだったんです。

けれど日立の男性があまりにも草食男子で…。女性たちの物凄いパワーを感じたんですよね。皆さんとてもエネルギッシュで活動的な方が多かったんです。それから「女性を対象とした、女性のためのエンターテインメントを提供することで町おこしをしたい」と思い、SWEETS ROOMを立ち上げました。

名前の由来には、甘くて可愛らしいスイーツ、ホテルなどのラグジュアリーなスイートルーム、といった意味が込められています。

ーそうだったのですね。立ち上げ当初、周りの方々の反応はいかがでしたか。

はじめの2,3年はなかなか厳しい時期だったと思います。協力してくださる店舗を集めること、周囲の目なども、なかなか良いことばかりではありませんでした。当時からイベントの会費は5000円と設定していたのですが、それも高すぎるという声がありました。

それでも値段を下げて沢山のお客様に来てもらうやり方ではなく、内容を良くして期待以上に満足していただくスタイルを全うしたからこそ、今があると思っています。ここ数年になってようやく、主旨に賛同して出店したいと言ってくれる企業の方々や毎年楽しみにしてくださるお客様が増えてきましたね。

ー精力的に活動を続けてこられたんですね。その一方で現在はトヨペット営業部に所属される福地さん。これだけの規模のイベント企画と本業をどのように両立されているんですか?

とにかく今の仕事が好きなんですよね。小さい頃から無類の車好きで、それが大人になった今でも継続中ということですね(笑) 例えば運転中に対向車の車種を全て答えられるくらい、本当に車が好きなんです。学生時代はレンタカー会社でアルバイトをしていましたし、将来は学校の先生か車関係の仕事に就くことを考えていました。なので今後もこの仕事は続けていきたいですし、イベントはライフワーク(ボランティア活動)として長く続けていきたいと思っています。この活動はもはや趣味ですね(笑)

ーライフワーク、素敵ですね。改めて今月30日に開催されるイベントについて教えてください。

今回は10周年ということもあり、モデルSHIHOさんのトークショーや武田真治さんによるミュージックバンドなど、豪華ゲストをお招きした内容になっています。参加してくださった全てのお客様に当たる「アンバサダーチケット」では、私が直接話をして賛同してくださった70社の企業様からのプレゼントをご用意しています。

すでにチケット300枚は完売してしまったのですが、来年そして再来年と継続して開催していきたいと考えていますので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。

(イベントフライヤーは、グラフィックデザイナーのお兄様が毎回担当されているそうです。)

ー10周年を迎える今回はとても盛り上がりそうですね!今後も福地さんの活動を応援しています。ありがとうございました。

Interview:

福地 彬 (Fukuchi Akira)

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