MISAKI SHIBATA 〜MISAKI's living in Ibaraki〜

今回は昨年9月に日立駅でのrefreshing YOAGAイベントでもコラボレーションした、柴田美咲さんにインタビュー。ヨガやフィットネスインストラクターとしてや、県北地域でのユニークな活動を通して、お名前を知っている方も多いのでは・・・。美咲さんにこれまでの活動と、今後の展望を伺いました。

ー学生時代まではどんな将来を描いて、どんな生活をしていましたか？

日立で生まれ、途中那珂湊に住んだこともありましたが、幼少期は海が当たり前にある環境で生活してきました。小学校～高校までは「部活！部活！部活！」のバスケな毎日でした。進路は他にも選択肢がありましたが、やはり時間を多く費やしてきた「スポーツ」というくくりで最終的な進路を決め東京の体育短大へ進学しました。体育教師であった父の影響が一番大きいです。

父との約束で県外へ進学したら就職は日立ということは決まっていたので、卒業後は約束を果たし日立のスポーツジムで働きました。

ーブレがなく一貫した進路ですね。「スポーツ」という選択の背景にはどんな思いがありましたか？

スポーツは得意ではないけれど好きでした。その点では「どうしたらできるだろう？上手くなるだろう？」ということを考えて取り組んでいました。インストラクターという職業はスポーツを人に教えるということが基本ですが、得意ではなかったという過去の自分の経験をいかして、寧ろと苦手意識がある方にも楽しんで取り組んでもらいたいという想いのもと励んでいます。

ースポーツが得意ではないという側面は予想外でした・・・！

今でこそヨガやスポーツ＝（イコール）美咲さんのイメージが強いですが、インストラクター以外の地域の活動について教えてください。

いくつかあるんですが、「ミサキカフェ」という地元の人と地元の屋外でお茶をする企画、「ミサキクラブ」は定期的な仕事とは別に、私が主催するヨガクラス、「まちキレイ隊」という海浜清掃、名所や歴史ある場所を探索する「ひたちのまちあるき」というイベントなどがあります。

どれも友達から少しずつ広まって、不定期開催ですが一定のコミュニティができました。主にFacebookでイベントページを立ち上げて実施しています。

◎写真は「ひたちのまちあるき」の様子

ーどれも興味をそそる活動ばかり！海浜清掃はやはり幼少期から海が近くにあったというのが影響しているのでしょうか？そういった活動のきっかけや実施にいたった想いを教えてください。

海浜清掃は、自分が大人になってから小さいころよく遊んでいた砂浜が開発でなくなってしまったことが発端でした。どうしたら少しでもキレイな海を残せるかを考えて、シンプルですが当たり前に大切なこと、「使った海・お世話になった海を清掃する」という活動をスタートしました。

他の活動もそうですが、地域での活動をはじめた一番のきっかけは「旅」です。

海が綺麗な島へ旅するのが好きなんですけど、はじまりは社会人一年目に1人で行った沖縄旅行です。突然3連休をもらいあまりにも急すぎたので誘える友達もいなく・・・しょうがなく1人で沖縄へ行きました。初めての1人旅だったのですが、沖縄は家族で何度か訪れていて土地勘もあったので、行先候補に上がりました。

その旅で会った島の方が優しくて、優しくて！食堂や町で何気なく出会った方達なんですけど、「どうしてこんな他人に優しくしてくれるんだろう？」って嬉しくなりました。加えて、地元の環境や文化を大事にしている姿にも感動しました。

それから旅を続けるうちに「自分はどうしたら彼らに対して恩を返せるだろうか」と考えるようになりました。

◎写真は美咲さんの旅の一部

また、考えるようになってから何もないと思っていたふるさとを見つめ直す視点も持ち始めました。そこで島の人に直接還元することではなく、彼らの想いや素敵な点を自分の地元で活かせないかなと考えました。「恩送り」ですね。いただいた恩を別な人や別な形で示そうというのがしっくりきたんです。旅で会った人へお返しがしたいという想いが、地域の活動に繋がっていきました。

ーペイフォワードですね。きっかけもオリジナルな美咲さんらしい素敵なエピソードをありがとうございます。ますますこれからの活動が楽しみですが、複数の活動の中で、今一番力を入れていることは何ですか？

書いて残すことです。

個人的な旅行もそうですけど「ひたちのまちあるき」を書いて本にするプロジェクトを進めています。次の世代に形にして残せたらなと考えています。インストラクターの仕事もそうですが、これまでは形にならないものを提供することが多かったので、これまでの活動を形あるもので残したいと思い製本すべく励んでいます。まだ始まったばかりなのでどうなるかわかりませんが・・・、県内の人はもちろん外の人にも見てもらいたいです。幼い子たちにも残せるように、学校や地域を巻き込んだリリースができたらなとイメージを膨らませています。

ーリリースが楽しみです！応援してます。またぜひコラボレーションもしましょうね！素敵なお話ありがとうございました。