WADA TAKANORI 〜TAKANORI's living in Ibaraki〜
- Mai & Midori
- 2017年4月19日
- 読了時間: 4分
毎月20日は、「One's living in Ibaraki」をテーマに茨城で活躍するあの人を紹介します。
今回は県外での進学・就職やオリジナルな活動を経ておよそ7年ぶりに故郷へ戻り、年内には地元日立市に自家焙煎コーヒー専門店「Tadaima coffee」をオープン予定の和田昂憲さん(プロフィール文末にあり)にインタビュー。
これまでと現在の茨城での生活、そして今後の活動についてお話を伺いました。

ー進学で県外を出る10代までの間、どんなことを考えていましたか?
出身は日立市ですが、当時は地元に愛着がなく、大学を機に茨城を出たいと思っていました。それと、中学2年生の時に日立で出会ったあるお店のオーナーにも「まずは茨城を出て、いろんな世界を見た方がいい」と教えていただいたことも大きいです。
開業については、中学2年なりにそのオーナーにお店のやりかたを聞いていたので、漠然とですが当時から”想い”はもっていました。
コーヒーへの関心は、中学生の頃に初めて純喫茶にいったこと。
そして、もともと両親が豆から挽いてコーヒーを淹れる姿を見て育ってきたので、こうして今、僕がコーヒーに携わることはとても自然なことなんだと思います。
ー7年ぶりに再び茨城・日立市で暮らし始めて気付いたことや感じていることはありますか?
今感じていることは大きく2つあります。
ひとつはさらに過疎化が進んでいること。
その一方で、それを打破しようとするプレーヤー(茨城県北ビジネスコンペティションをきっかけに出会った、地元を盛り上げようと行動を起こしている人)が多いということです。
そのプレーヤー達のポテンシャルを集結させることによってこの街がさらに良くなっていくのでは、と可能性を感じています。
ー確かに。それは私も強く感じていて、出産を期に茨城へ移住してきてiiberalの活動をはじめました。地域の重要なプレーヤーの一人である和田さんが、今最も力を入れていることは何ですか?
現在は年内の開業に向けた準備を進めながら、コーヒーセミナーを開いたり、イベント出店をしたりしています。
また「経営を体系的に学ぶこと」と「地域活性化の仲間と出会うため」に、2週間に一度水戸のグロービス経営大学院へ通っています。
それとこれはボランティアなんですが、学童や児童養護施設へ行って、子供たちと一緒にサッカーを楽しむ時もありますね。
ーボランティアも!多角的に行動されている点、私たちも見習わなくては...。これから具体的にやりたいことや目標はなんですか?
まずは年内にお店を構えること。早ければ秋頃を予定しています。
もうひとつは春の間に豆の販売を始めることです。自分の中では豆の販売も開業に合わせて...と考えていたのですが、思っている以上に豆を求めてくれている方々が周りに沢山いることを知って。豆の販売だけは先に開始したいと考えています。
ー豆の販売もお店のオープンも待ち遠しいですが、店名である「Tadaima Coffee 」に込められた想いを教えてください。
店名の由来は2つあります。
ひとつは日立市を「ただいま」と言える街にしたいということ。
次に、「ただいま」と言いたくなる場所を作りたいということです。
それは恵まれない家庭に生まれ育った子供たちがここへ帰って来たくなるような、そんな温かい場所を作りたいんです。
自分はとても恵まれた環境で、両親をはじめ友人、先輩方に支えられて今があるので。
人生においてそういった人との出会い、支えがあるだけで、すごく強くなれると思うんです。
だから僕もいずれそんな場所を作りたいと考えています。

ー素敵な想いが込められたお店ですね。オープンする際には、このwebでも紹介させてください!貴重なお話ありがとうございました。最後に、ローカルならではのオススメや一言がありましたらお願いします。
4/26(水)~5/7(日)までの12日間、「日立October fest 」が日立シビックセンター新都市広場にて開催されます。今その運営のお手伝いもしているので、ぜひ美味しいビールを飲みに来てください!
また、今後はコーヒー教室の開催やイベント出店などをしていく予定です。blogで随時お知らせしていくので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
最後に、これから茨城はどんどん面白くなっていきます!沢山の可能性を秘めているので、ぜひ期待していてくださいね!

Profile:
和田昴憲(WADA TAKANORI)
1990年日立市生まれ。立命館大学国際関係学部卒。 大学時代から観光ビジネスコンテストやまちづくりの活動に参加。 大学卒業後,アナザーライフ(インターネットメディア)で掲載されていたコーヒーサクラに感銘を受け,手紙を送り弟子入り。市民塾講師やイベント出店,コーヒー農園視察等で経験を重ねる。 「茨城県北ビジネスコンペティション2016」優秀賞を獲得し、今秋の開業に向けて準備を進めている。
Comments